WordPressでは、デフォルトテーマでは
「←過去の投稿 新しい投稿 →」
というリンクが用意されていて、アーカイブ(一覧)ページを行き来することができますよね。
これにはnext_posts_link、previous_posts_link
というWordPress関数が使われています。
例えば、Twentytenではこんなふうに記述されています。
<?php /* Display navigation to next/previous pages when applicable */ ?> <?php if ( $wp_query->max_num_pages > 1 ) : ?> <div id="nav-above" class="navigation"> <div class="nav-previous"><?php next_posts_link( __( '<span class="meta-nav">←</span> Older posts', 'twentyten' ) ); ?></div> <div class="nav-next"><?php previous_posts_link( __( 'Newer posts <span class="meta-nav">→</span>', 'twentyten' ) ); ?></div> </div><!-- #nav-above --> <?php endif; ?>
ただ、これだと例えば5ページ先に行くためには、「過去の投稿」を5回もポチポチとクリックしなくてはいけないため、かなり不便です。
そこで便利なのが、ページ送り(ページネーション、ページャーとも)を作成するプラグインです。
これを導入すれば、
[1/5] 1 2 3 4 5 …
といったようなページ送り表記が作成できます。
WordPressのページ送り生成プラグインで有名なものには、『WP-PageNavi』と『 WP-Paginate』と2つありますので、両方入れて比べてみました。
『WP-PageNavi』
インストール手順
- 公式ディレクトリWP-PageNaviからダウンロード
- wp-content/plugins/で展開
- プラグインの管理画面で有効化する
使用方法
<?php wp_pagenavi(); ?>
プラグインを停止してもエラーで止まらないようにするためには、こっちの記述のほうがいいですね。
<?php if(function_exists('wp_pagenavi')) { wp_pagenavi(); } ?>
レビュー
日本語化されているので使いやすく、設定ページで表示をかなり細かくカスタマイズ出来ます。
2012年の8月に最終更新がされているので、WordPressのアップデートにも付いていけそうです。
管理画面はこちら。日本語化されています。
『 WP-Paginate』
インストール手順
- 公式ディレクトリWP-Paginatesからダウンロード
- wp-content/plugins/で展開
- プラグインの管理画面で有効化する
使用方法
同じくページ送りを入れたい場所に次のコードを記述します。
<?php if(function_exists('wp_paginate')) { wp_paginate(); } ?>
レビュー
日本語化されておらず、デフォルトでは「Page:」という表示になっていますが、出力は管理画面で変更できるので特に問題はないでしょう。
表示はこんな感じ。デフォルトのデザインはこちらのほうが好みです。
管理画面はこちら。
総評
目的から言うと、どちらでも用は足りるんですが、日本語化の面とカスタマイズの面から、やはり老舗の『WP-PageNavi』の方が若干優れていると感じました。アップデートも新しい方がいいので、当サイトでは『WP-PageNavi』を採用します。
余談
「ページ送り」「ページネーション」「ページャー」ってどれが一番一般的なんだろう?とふと疑問になって、Google先生に多数決をとってもらいました。
結果、
ページネーション 約 4,230,000 件
ページ送り 約 8,570,000 件
ページャー 約 140,000 件
ということで、当サイトではページネーションを採用します!
参考になりました。
ちなみに、投稿記事にページ送りを設置する事は可能なのでしょうか?
これはアーカイブ表示用の機能なので、シングル表示時には何も表示されません。
(投稿記事は月別、カテゴリ別、タグ別など複数のアーカイブに所属するので表示させるものが一つに絞れません)
参考になります!
公式ディレクトリへのリンクが両方とも『WP-PageNavi』になっているようです!
ご指摘ありがとうございます!